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生コンの製造

製造
生コンクリートは、「セメント」「骨材(砂、砂利)」「水」「混和剤」を練り合わせてできています。 お客様のニーズに合った配合(強度、スランプ、最大骨材寸法、セメント種別)で練り混ぜます。
強度 (N/mm2)
単位面積あたりの圧縮応力に対する強さです。数値が大きいほど高強度になりますが、値段も高くなります。
スランプ(cm)
生コンクリートの軟度・硬度です。数値が大きいほど高軟度となり、容易な作業が可能になりますが、水の割合が増加します。
最大骨材寸法(mm)
粗骨材の最大寸法です。
セメント種別(N/BB/H等)
アルファベットで表します。普通セメントは[N]、高炉セメントB種は[BB]、早強セメントは[H]となります。
製造方法
検査
練り上がった生コンを工場で採取し品質検査を行う工程検査と、出荷された生コンを荷卸し地点(現場)で採取し品質検査を行う製品検査とがあります。
コンクリートの品質は、「強度」「スランプ」「空気量」「塩化物含有量」などの数値を測ることで管理しています。
検査方法
強度
強度
コンクリートの強さのことで、試験用に成型された供試体に上下から圧力をかけて、ひび割れが入るまでの力を測定して調べます。 (成型後、材齢28日時点で検査)
スランプ
「スランプ」とは生コンの軟らかさの数値で、「スランプコーン」に生コンを詰めて、コーンを引き上げた時の生コンの下がり具合で測定します。
生コンは、用途により軟らかさが異なります。この軟らかさの度合いを測る一つの方法がスランプ試験です。「スランプ」とは、スポーツ等で調子が悪い時によく用いられるように、“下がる”という意味です。生コンのスランプは、上の内径が10㎝、下の内径が20㎝、高さが30㎝の鋼製中空のコーンに詰めたコンクリートが、コーンを引き抜いた後に最初の高さからどの位下がる(スランプする)かを示すものであり、スランプが大きいコンクリートは軟らかいコンクリートということになります。
スランプ
空気量
空気量
「空気量」は、生コンに含まれる空気(気泡)量のことで、混ぜ合わせる時に自然に入るものと、混和剤によって連行された独立した微細な空気泡があります。この空気泡をコントロールし管理します。一般的には約4.5%で管理します。この微小な気泡が、ボールベアリングの作用をして、コンクリートをワーカブルにし、作業性が良好になります。また、この微小な気泡は、低温下でのコンクリートの凍結融解に対する抵抗性が増大するためコンクリートの劣化を防ぎます。
塩化物含有量
「塩化物含有量」は、生コンに含まれる塩分量の事を指します。 たとえば、骨材に使用する砂に除塩処理等の管理のされていない海砂を使うと塩分が強く、コンクリート中の鉄筋が錆びる恐れがあります。 生コンに含まれる塩分量は規定値以下に定められています。
塩化物含有量

生コンの運搬

生コンの製造過程から実際の現場まで、迅速かつ安全な運搬を心掛けています。
山口市の工場を拠点として、運搬時間60分間のエリアを運搬可能エリアとしています。

生コンの運搬